東京電力の電気料金プランである電化上手(季節別時間帯別電灯)が2022年10月1日から料金改定を行います。
これは実質の値上げと言っても良いですね。
何故なら、おそらくこの電化上手プランに加入している方は、夜間に電気温水器又はエコキュート、夜間の蓄熱式器具それから電気自動車の充電等を使用している方が大半ではないでしょうか。
価格改定は2022年10月1日から適用されるという事ですがどのような料金体系になるかと言うと下図となります。
※引用元: http://www.tepco.co.jp/
どの程度価格改定が行われるかと言うと下記となります。
時間帯 | 2022年9月30日までの価格 | 2022年10月1日以降の価格 | 価格率 |
朝晩 | 26.49円 | 25.94円 | 約2%安くなった |
昼間(夏季) | 39.44円 | 34.16円 | 約13%安くなった |
昼間(その他) | 32.32円 | 30.67円 | 約5%安くなった |
夜間 | 12.48円 | 15.12円 | 約21%高くなった |
要するに昼間の電力は若干安くなるが、夜間の電力だけ大幅に値上げをしたという事です。
それから割引については全電化住宅割引のみ引き続き継続しますが、それ以外の夜間蓄熱式器具に対する割引や、5時間通電機器を使用している場合や通電制御型夜間蓄熱式機器を使用している場合の割引は廃止となります。
単位 | 料金(税込) | 料金(税込) | |||
【2022年9月30日まで】 | 【2022年10月1日以降】 | ||||
基本料金 | 契約容量 | 6kVA以下の場合 | 1契約 | 1,320円00銭 | 1,320円00銭 |
7kVA~10kVAの場合 | 〃 | 2,200円00銭 | 2,200円00銭 | ||
11kVA以上の場合 | 〃 | 2,200円00銭 + 286円00銭 ×(契約容量 -10kVA) | 2,200円00銭 + 286円00銭 ×(契約容量 -10kVA) | ||
電力量料金 | 昼間時間 | 夏季 | 1kWh | 39円44銭 | 34円16銭 |
その他季 | 〃 | 32円32銭 | 30円67銭 | ||
朝晩時間 | 〃 | 26円49銭 | 25円94銭 | ||
夜間時間 | 〃 | 12円48銭 | 15円12銭 | ||
割引額 | 通電制御型夜間蓄熱式機器をご使用の場合は | 機器の総容量1kVA につき154円00銭割引 | – | ||
最低月額料金 | 1契約 | 330円44銭 | 330円44銭 |
※引用元: http://www.tepco.co.jp/
と言っても、現在のプランの中では夜間電力をたくさんご使用する方にとっては一番安価ですので、他のプランに変更することはないです。
但し、夜間の料金が上がる事は注意しなければいけません。
ちなみにですが、この電化上手プランは2016年3月31日をもって新規ご加入の受付を終了しています。
現在ご契約いただいているお客さまは引続きご利用できますが、転居先では新しいご契約となるため、ご利用できないようですのでお気を付けください。