Galaxy S24とGalaxy S24 Ultraのカメラを無音化が出来たので備忘録として記事にしようと思います。
どちらの機種も購入時のOSはAndroid14です。
Android12までは「SETEDIT」というアプリを使用し無音化することができたのですが、現在は「SETEDIT」アプリで値を変更することができないようになっていました。
設定が以前の「SETEDIT」アプリより若干面倒になっていますが、必ず下記を順番通りにやっていけば問題ないかと思います。
ただし、何か問題があっても自己責任でお願いします。
Galaxy S24(Android14)の無音化をする準備
「ADB Shell – Debug Toolbox」アプリをインストール
まずは、「ADB Shell – Debug Toolbox」というアプリをインストールします。
GooglePLAYで「ADB」で検索すると出てきます。
無料版(ADB Shell – Debug Toolbox)と有料版(ADB Shell – Debug Toolbox Pro)がありますが、無料版で十分ですので無料版をインストールするようにしましょう。
ちなみにこの「ADB」というアプリですが、使用用途としては、Androidコマンドを送信できるアプリとなります。
まず「ADB」アプリを立ち上げ、英語のメッセージが出るので「OK」を押下しておきましょう。
Pairing code(Android 11~14)を「ON」にし、「Pair」を押下します。
For Android11……の英語のメッセージが出るので「General」を押下します。
ADBアプリの権限を許可をONにし、ADBアプリに戻ります。
とりあえずCANCELを押下しておきます。
これで設定の準備は終了です。
コマンドをコピーする
今のうちに下記の赤字のコマンドをコピーしておくと楽に作業ができますので、必ずコピーしておいてください。但し、下の手順で行っている時に、その他をコピーしないようにしてください。
このコマンドは、「SETEDIT」を使用したことのある人であれば知っているかと思いますが、無音化させるためのおまじないコマンドとなっています。
「設定」に「開発者向けオプション」を表示させる
「設定」を開き下記の赤枠にある「開発者向けオプション」という項目がない場合は下記を実施してください。
上記にある「開発者向けオプション」が表示されない場合は、「設定」→「端末情報」→「ソフトウェア情報」に入りましょう。
その中の「ビルド番号」の箇所を7回以上連打します。
そうすると「あなたは今開発者になりました!」と表示されたら、「設定」に「開発者向けオプション」が追加されます。
「開発者向けオプション」のデバッグ部の設定
1.まずは「USBデバッグ」をONにします。
そうすると「USBデバッグを許可しますか」と出るのでOKを押してください。
2.次に「USBデバッグ」の下にある「ワイヤレスデバッグ」をONにします。
そうすると「このネットワークでワイヤレスデバッグを許可しますか?」の窓が出るので、「許可」を押下します。
尚、「このネットワークで常に許可する」のチェックは必要ないです。
3.次に「ワイヤレスデバッグ」を押下し、中に入ります。
そこに「ペア設定コードによるデバイスのペア設定」という所を押下しましょう。
そうすると「デバイスとのペア設定」の窓が出ます。
このデバイスとペア設定ですが、Wi-Fiペア設定コードは6桁、IPアドレスはその人の環境により異なりますので、上記とはおそらく違うかと思います。それから最後にポートですが、”:”の後の5桁の数字のことです。これもその人の環境により異なりますので、上記とはおそらく違うかと思います。
尚、この設定コードはこの窓を閉じてしまうと変わってしまう為注意しましょう。
上記の事から、また見やすいように、Galaxyの画面分割機能を使用します。
4.ナビゲーションボタンにある三本線「Ⅲ」を押しましょう。
設定により「Ⅲ」が左側になる人も居ますのでご注意ください。
5.それから「設定アイコン(歯車アイコン)」を押し、「分割画面表示で起動」を押下します。
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そうすると画面が2つに分割されるかと思いますので、下画面に「ADB」アプリアイコンがあると思うのでそれを押下します。
Galaxy S24(Android14)を実際に無音化する
現在は、上の画面に「設定」の「ワイヤレスデバッグ」が表示されているかと思います。
上の画面の「ワイヤレスデバッグ」の「ペア設定コードによるデバイスのペア設定」という所を押下し、「デバイスとのペア設定」の窓を出しておきます。
ここで注意点ですが、「IPアドレス」と「ポート」に関しては「:」で区切られています。「:」は必要ありません。
下画面の「ADB」にIPアドレスとポートを入力し、「Pairing code(Android 11~14)」を「オン」にしてから「Pair」を押します。
「ADB」にEnter pairing codeが求められているので、デバイスとのペア設定にある「Wi-Fiペア設定コード」を入力しエンター(↵)を押下します。
ADBに「Successfully paired to …」と出ればWifi経由でadb shellコードを入力する準備が完了しました。
一番最初にコピーをした「adb shell settings put system csc_pref_camera_forced_shuttersound_key 0」を入力し、エンターを押下します。
これでカメラの無音化の準備ができました。
ただ、現在ワイヤレスデバッグ中でWiFi接続中なので切断しておきましょう。
以下の赤枠を押下し、削除します。
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これでshellコマンド入力は完了です。
ルーチン設定
まずは「設定」の「モードとルーチン」を押下し、ルーチンに行きましょう。
右上の「+」を押し、新しくルーチンを追加します。
条件としては、イベントにある「アプリ起動時」を押し、その後カメラを選択し完了を押します。
実行内容は、「サウンドとバイブ」に入り「サウンドモードと音量」に入りましょう。
サウンドモードは、僕はバイブにしていますが、サイレントでも問題ありません。
その後、完了を押します。
これでカメラの無音化ができたと思いますので確認してみましょう。