以前、ビード落としは単管パイプで自作し、タイヤレバーのみを使用しタイヤ交換をした結果、ホイールは傷だらけになりしかもめちゃくちゃ大変だったので、中華製の手動式タイヤチェンジャーを購入してみました。
手動タイヤチェンジャーで交換する際に必要な物
今回、自分でタイヤをDIYで交換するにあたり色々と購入しましたので一覧にしてみます。
1.手動式タイヤチェンジャー
僕はFkstyleというメーカーのタイヤチェンジャーを購入しました。
と言うのもamazonでは一番安いからです。おそらく他のメーカーの物を購入しても結局は中華製なのでそこまで大差はないだろうで購入しましたが、やはり全然問題ありませんでした。
僕が購入した時は、価格が一番安い上、購入時に更に10%OFFになりました。
2.タイヤチェンジャーアタッチメント
自分で溶接機等をお持ちの方は自分で作ってしまいましょう。
溶接機が無い場合は、ヤフオク!やメルカリで販売していますのでそこで購入する事をお勧めします。
僕の場合は、溶接機が無いのでヤフオク!で購入しました。
アタッチメントを作成するために溶接機を購入しようと思いましたが、ヤフオク!でアタッチメントを購入するより高価でしたので今回は見送ることにしました。
3.タイヤチェンジャーマウントヘッド
僕の場合、で2番のアタッチメントをヤフオク!で購入した際に付いてきました。
もしマウントヘッドが付いていない場合は購入が必要となります。
調べてみると28mmの物が平均的ですのでアタッチメントを自作する方は28mmにした方が良いと思います。
4.タイヤチェンジャーを固定する物
タイヤチェンジャーを固定しないとタイヤ交換をする際、ある程度力が必要になり大変だと思いますので、必ず固定するようにしてください。
ただ、アタッチメントがギアレンチ仕様であれば固定する必要はないようです。
タイヤチェンジャーを置く場所がコンクリートの場合
タイヤチェンジャーを置く場所の床がコンクリートの方は”M10のグリップアンカー”を用意します。
アンカーが雨などで濡れる場合はステンレスを使用してください。
ユニクロでもステンレスでも念の為グリスを入れておいた方が良いです。
下穴は14.5mmだと思います。念の為、ラベル等を確認すると良いです。
ちなみに、コンクリートは穴を開けづらいので、ハンマードリルや振動ドリルを使用します。
ハンマードリルや振動ドリル等持っていない方は近くのカインズ等のホームセンターでレンタルすることをお勧めします。
僕の場合、カインズで1泊2日で300円で借りてきました。
タイヤチェンジャーを置く場所の床がコンクリートではない場合
タイヤチェンジャーを置く場所の床がコンクリートではない場合は、ベニヤ等にボルトを付ける穴を開け取り付けましょう。
ベニヤ以外にも、インターネットを見ているとパレットや側溝のグレーチングに取り付けている方が居ました。
5.コンプレッサー等のタイヤに空気を入れる機械
タイヤを入れ替えるためには空気入れが必要となります。
出来ればコンプレッサーがあるとなお良いですが、今は簡易的な空気入れ等も車載されていたりします。
6.タイヤチェンジャーにホイールを取り付ける為のボルトとナット
元々手動式のタイヤチェンジャーに付いていたホイール回転防止用の金具を使用しませんでしたので、即座に切断しました。
何故なら、その金具でホイールにキズが付くのを避けるためです。
その為、ホイールをボルトとナットで留める加工を施しました。
ボルトはM12の細目1.25で長さは30mm以上あると良いと思います。
ただ、普通のボルトを使用する為、ナットはテーパー付きのナットを購入しました。
ちなみにですが、1.25の細目を選んだのには理由があり、車用のテーパー付きナットは1.25か1.5しかない為です。
ホームセンターで売っているM12のボルトは1.75がほとんどだと思います。
下穴はφ13で開けました。
7.タイヤレバー
僕が使用している物は、鋳造のタイヤレバー430mmを使用しています。
高いレバーを使ってるんじゃないの?と思いますが、コメリで税込み1,380円です。
先が曲がらないし安いし良いと思います。
1番のタイヤチェンジャーを使用するのであれば1本あれば問題ないと思います。
手動タイヤチェンジャーを使用せず、すべてタイヤレバーで行いたいと言うのであれば3本あった方が良いかと思います。
出来れば長めの物を用意すると良いですね。
長さは400mm以上はあったほうが楽です。
8.石鹸水
タイヤが組み終わったらビードとバルブに吹きかけてエアー漏れを調べるために使用します。
タイヤを外す時と組む時にビードクリームの代わりとして使用しても良いです。
僕はタイヤレバーで交換した際、ホイールにちょこっと傷をつけてしまった所からエア漏れを発見しました。
その後、金ヤスリでバリを落とし正常化させました。
ゴムのカス等でもエア漏れが出ることがありますので確認は必要だと思います。
100均でスプレーを購入し、中性洗剤と水を入れて使用します。
あるとかなり重宝します。
9.バルブ及び虫ゴムと虫回し
必ず虫ゴムを外し空気を抜かなくてはいけない為、虫回しは必要になります。
虫ゴムを交換する方はセットを購入すると良いかと思います。
それからバルブを交換する際ですが、純正ホイール等は通常はTR413でしょうか。
それ以外のバルブを使用したのを見たことが無いです…(;’∀’)
10.ビードヘルパー
有ったら良いというレベルです。
あっても無くても良いのですが、あればあるで凄い重宝します。
1つあれば十分だと思いますが、amazonで見ると2個セットの方が安いので2個セットを購入しましょう。
11.ビードクリーム
有ったら良いというレベルです。
別にビードクリームじゃなくても良いです。
その他には石鹼水やシリコンスプレーその他はCRE-556でも良いかもしれません。
僕はストレートのビードクリームを使用しています。
12.ゴムハンマー
有ったら良いというレベルです。
もう少しでビードを入れられるという時に叩きつけて使用します。
手動タイヤチェンジャーの改造方法
1.手動タイヤチェンジャーをグリップアンカーで固定する
ギアレンチ式を除き、手動式タイヤチェンジャーを使用する場合は必ずしっかりと固定して使用してください。
まずは、手動タイヤチェンジャーを固定させる為、僕はコンクリートに穴を開け、M10のグリップアンカーを入れ込みました。
M10のグリップアンカーの下穴は14.5mmでした。メーカーによっても違うかもしれないのでちゃんと調べたほうが良いです。
下穴はおそらく40mm程度だと思いますが、ドリルにマスキングテープ等を貼って深さを合わせます。
ちなみに、コンクリにグリップアンカーを入れるにはハンマードリルや振動ドリルが必要となります。
それからグリップアンカーを打ち込む際、グリップアンカーにM10-15等のボルトをしっかり入れ込み、ハンマーでぶっ叩いて入れ込みます。
ぶっ叩いたボルトはすぐ壊れてしまうかもしれないので、ステンレスの六角ボルトいくつか購入しておいた方が良いと思います。
2.タイヤチェンジャー円盤部のスパッタの除去
この手動式タイヤチェンジャーですが、中華製の為、品質等お構いなしで、スパッタだらけでした。
と言う事で、ホイールを置く円盤部のスパッタ等をサンダーで落としました。
ちゃんと面に当てる為、削り取りました。
3.ホイール回転防止用レバーの除去
それからホイール回転防止させる為のレバー金具を外しました。
何故なら、ホイールにキズが付くのを防止する為です。
と言う事で、一気にサンダーで切り落としましょう。
4.ホイールをボルトで固定させる為の穴を追加
ホイールをボルトでしっかり固定させる為、それぞれのPCDの穴を開けます。
取り急ぎ僕はPCD100の4穴・5穴用、それからPCD114.3の5穴を追加しました。
CAD図は以下からダウンロードしてください。
PCDのCAD図面をDownloadはココ
上記CAD図は下記のPCDを対応しています。
※おそらく問題ないと思いますが、もし何かあっても責任は取れませんので自己責任で使用してください。
念の為、印刷したら直径を定規等で測ってから使用してください。
・PCD-100 4穴・5穴
・PCD-114.3 5穴
・PCD-130 6穴
・PCD-139.7 6穴
上記のCAD図を元に、タイヤチェンジャーにPCD100とPCD114.3の穴を開けます。
・PCD-100 4穴は2か所
・PCD-100 5穴は3か所(1か所は4穴と共通)
・PCD-114.3 5穴は3か所
ホイール回転防止用レバーの金具が円盤の下部にある金具に当たらないように配置してみました。
現段階ではPCD130とPCD139.7を使用することが無い為、今後必要になった際に、円盤下部の金具の除去及び穴を開けようと思います。
上記の図面をタイヤチェンジャーに取り付け、オートポンチで印を付けます。
念の為、使用しないし穴も開けませんが、PCD130とPCD139.7にも印を付けておきました(;’∀’)
印を付けた所を13mmで穴を開けます。
何気に板金に厚みがある為、最初に5mm程度で穴を開け、徐々に広げていき、最終的に遊びができるよう13mmで穴を開けました。
改造したタイヤチェンジャーを使用した感想
めちゃくちゃ使いやすくなりました。
タイヤレバーのみでタイヤ交換するよりかなり早いです。
今までがバカバカしくなる位効率が良くなります。
また更に、ホイールにキズをほぼ付けずに行えました。
高価なアルミホイールのタイヤ交換をする場合はアタッチメントをお勧めしますが、傷がついても問題ないという方はアタッチメント無しでも良いかと思います。